コールセンターの休憩システムは、一般的なお仕事とは少し様子が異なることをご存知ですか?業務内容に合わせて休憩を取ることは、生産性の向上につながる重要なポイントです。コールセンターにおける休憩時間の制度や特徴、実際の休憩室をご紹介します。
コールセンターの休憩の取り方は、一般的なお仕事とは少し違います。ただ、具体的なコールセンターの休憩制度をご紹介する前に、法で定められている休憩時間をおさらいしておきましょう。
労働時間 | 6時間超〜8時間以内 | 8時間超 |
---|---|---|
休憩時間 | 45分以上 | 60分以上 |
コールセンターに限らず、すべての労働時間に対する休憩時間は、労働基準法第34条で上記のように定められています。正社員、アルバイトなど雇用形態にかかわらず、企業は実際の勤務時間に応じて最低でも上記の休憩時間を設けることが義務付けられています。法を満たす時間内でも、細かな休憩時間とその取り方は、企業によってさまざまです。
『休憩』は、業務から離れている時間を指すため、手待時間などは含まれません。たとえば、受信業務のコールセンターを例に出すと、受信を待機している時間も業務とみなされます。
多くのコールセンターは、他のお仕事ではあまり見られない、独特な休憩制度を用いています。これは、コールセンターの業務を効率化するために実施されています
休憩時間というと、まとまった時間を一度に取ることをイメージする方が多いのではないでしょうか?コールセンターでは、一般的な30分、1時間休憩などの他に、数時間ごとに5〜10分の小休憩を挟む形式がよく見られます。
このような休憩制度は厚生労働省も推奨しています。企業によって細かな違いはありますが、はじめてコールセンターで勤務して驚いた、という方も少なくありません。小休憩に入る時間については、コールセンターにもよりけりで、当日の入電状況や勤務人数によっても変わります。
人間の集中力は、継続時間に限界があり、何時間も持続させるのは難しいことが知られています。コールセンターは、一定時間内に集中し続ける作業を繰り返すお仕事。オペレーターは相手の話を理解し、求められる答えを導き出し、説明をする、というマルチタスクが求められます。このようなオペレーターにとって、働きやすいようにと考えられたのが小休憩です。
数時間おきに短い休憩を挟むことで、頭と体がリフレッシュされ、パフォーマンスを維持することが可能に!オペレーターの働きやすさと生産性の両面でメリットがあるため、積極的に導入されているというわけです。
コールセンターは、広い休憩室が完備されていることも多く、ゆったりとした時間を過ごせる職場が目立ちます。コールセンターで働く人が休憩時間をどう過ごしているのか、休憩の種類別にまとめました。
お昼の1時間休憩には、多くのオペレーターがランチを食べます。オフィス近辺のお店で過ごしたり、お弁当を持参して社内でゆっくり食べたり、各々好きな場所で昼食をとります。
昼食後は、外で散歩をする人や同僚たちとおしゃべりする人、休憩室で本やスマートフォンを見てのんびりする人など、自由な時間を楽しんでいるようです。午後のお仕事に備えて、目一杯羽根を伸ばします。
数時間に一度の10分休憩でも、談笑したり、スマートフォンを見たり、お菓子をつまんだり、さまざまに過ごします。喫煙者の方は、喫煙ルームでタバコを吸うこともできます。リフレッシュが目的なので、短時間でも好きなことに時間を使えます。
夜勤のシフトである場合は、通常よりも休憩時間が多かったり、仮眠時間が用意してあったりします。日中に比べオフィス内に人が少ないので、休憩スペースをゆったりと使用することができるのは、夜勤の特権!仮眠を取ったり、他愛いもない会話をしたりして眠気を覚ます方も多いようです。
トイレは、基本的に状況に応じて勤務中でも使用できます。電話対応がないタイミングなどであれば、小休憩以外でなくともトイレに行けます。
コールセンターの休憩について解説しましたが、実際の休憩システムについてもご紹介します!下記はアルティウスリンクのコールセンターで実施している休憩内容、休憩室です。
アルティウスリンクのコールセンターに勤めているオペレーターには2種類の休憩があります。適度に頭と体を休められるよう、小休憩をご用意しています。小休憩の順番は、担当するデスクにもよりますが、基本的には交代で回します。
KDDIアルティウスリンクのコールセンターに完備している、実際の休憩室を大公開!さまざまな工夫を凝らして、オペレーターのリフレッシュを実現しています。
同僚とおしゃべりして過ごせる休憩室。複数人でワイワイと賑やかな時間が過ごせます!
和室の癒やされ空間も!数人でごろごろするも良し、一人でのんびり過ごすも良し、使い方は自由です。
誰でも無料で使うことができるマッサージチェア。デスクワークの疲れも和らぐはずです。
意外と知らない、コールセンター独特の休憩制度や効果をご紹介しました。お仕事の合間に一息つける時間があるのは、とっても嬉しい魅力!お好きな方法でリフレッシュすればお仕事もはかどって、充実した毎日が送れるはずです。はじめてコールセンターで働く方も、緊張をほぐしながら働けますよ。
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●役職:グループリーダー
●在社期間:14年
●経歴:2005年企画部門に入社。その後コールセンター営業・運用から人事、採用関連まで幅広い業務を歴任。
●コメント:アルティウスリンクではそれぞれのスタイルで自分らしく働くお仕事をたくさんご用意しています。何かわからないことがあればお気軽にお問合せください。あなたに合ったお仕事も見つかると思いますよ!サポートしますよ!