仕事選び

【障害者の仕事探し】疑問を解決! 障害者を後押しする制度や注目の業種を紹介

近年、障害者が仕事をしやすい環境になっていることをご存知でしょうか? 障害者の就職をサポートする法律や4つの公的機関をまとめました。また、障害者におすすめの職種やアルティウスリンクの心強い障害者制度をご紹介します。

障害者も仕事をしやすくなっているって本当?

はい、本当です。障害者がお仕事を探し、勤務を続けることって大変な場合もありますよね。でも近年、障害者も仕事をしやすい社会にするための法律が新たに定められはじめていたり、企業でも障害者のお仕事をサポートする制度を設けたりしています。

障害を抱えながら活躍する人の割合

実際に障害がありながら働いている人はどのくらいいるのでしょう? 厚生労働省による調査結果をグラフにまとめてみました。

参考:厚生労働省 障害者雇用状況の集計結果

上記のグラフから、障害者の雇用率は年々増えていることが分かります。雇用され働いている障害者の人数は、年々飛躍的に伸びています。

障害者をサポートする法律により障害者の雇用が拡大

障害者の雇用が増加している背景には、障害者をサポートする法律があります。主な2つの法律をご紹介します。

① 障害者雇用促進法(昭和三十五年法律第百二十三号)

・ 障害者だからと給料を低くしたり、雇用面の差別を行ったりする行為を禁止

・ 地域の就労支援関係機関での障害者の自立支援

・ 企業は一定の割合で障害者を雇用することを義務化

これは障害者の就職のハードルを下げ、企業に障害者の雇用を義務付けするものです。また、採用や勤務時のトラブルを避けるための法律でもあります。

② 障害者差別禁止法(平成二十五年法律第六十五号)

 

・ 企業等において障がい者に対して、障がいを理由として差別することを禁止

・ 障害者からバリア解消に関して申し出があった際に、企業は負担が重過ぎない範囲で対応に努めること

こちらは、名前の通り障害者に対する差別をなくすための法律です。また、障害者が働きやすい環境づくりを促しています。

障害者の仕事探しを後押ししてくれる4つの機関

障害者の仕事探しや就業を支えるものは、法律だけではありません。障害者雇用を支援する4つの公的な機関の情報をお届けします。

① ハローワーク

求職者登録をしたうえで、専門の相談員による職業相談・職業紹介・職場適応指導等を行っています。障害の種類や特性に応じて指導方法を変えたり、就職後のアフターケアをしたり、障害者目線に立った支援をしています。

② 地域障害者職業センター

就業に向けた作業体験、就業準備講習などの専門的な職業リハビリテーションを行います。また、事業主に対して雇用管理などの助言も実施。障害者の方を直接的にサポートし、指導するのが特徴です。

③ 障害者就業・生活支援センター

職業準備訓練などの実践的な支援や、職場定着に向けた支援などを行っています。日常生活に関する助言も実施するなど、就業面、生活面の両面における相談支援体制を整えています。働くことを含めた毎日の生活を支えてくれる心強い機関です。

④ 障害者職業能力開発校(国立・公立)

障害者に対する職業訓練を実施しています。一人ひとりの能力に応じた普通職業訓練や、高度職業訓練などを行う施設です。自分に合った実践的な勤務支援を受けることができるため、仕事探しや就業時にとても役立ちます。

障害者が仕事を探す際に最も意識するべきオープン・クローズ

オープン・クローズとは、自分の障害を企業に伝えるかどうか、ということです。障害を公開することをオープン、公開しないことをクローズと言います。font>

 

障害を人に知られたくない人もいるため、障害者であることを公開するか、非公開のまま働くかは、本人の自由です。

 

障害者保護に関する社会的取り組み(法律改正など)、企業における障害者に関する従業員教育の徹底などによって、過去にあったような差別的な扱いを受けるような状況はありません。公開することで得られるメリット、デメリットを見て、オープン・クローズについて考えましょう。

 

それぞれのメリット

オープン

クローズ

・会社の導入している制度の適用が受けられる

・上司等からのケアが受けられる

・公的機関の支援が受けられる

・障害を意識せずに働ける

・選択肢が多い場合もある

オープンにすることで、法律とは別に企業独自サポートを受けられる場合があります。企業によっては、勤務日数や時間、休日といった就業規則に関わる事項を柔軟に設定する取り組みが行われています。働き続けるための支援を受けられるのは大きな利点です。

もちろん、一般的にはクローズにすると得られるメリットもあります。職業選択の自由度が増し、幅広い職の中からお仕事を選ぶことが可能になります。興味があったり、特にやりがいを感じることができたりする仕事に出会える可能性が高まります。
アルティウスリンクではオープン・クローズに関わらず、すべてのお仕事にご応募していただくくことが可能です。

それぞれのデメリット

オープン

クローズ

・自力で仕事探しをする際は求人の選択肢が狭まる

・採用当初は任される業務が限られたものになる可能性がある

・通院日の調整が難しくなる

・企業独自の障害者支援制度を受けることができない

・障害によって遂行が難しい業務を任されることがある

オープンにすることで、仕事探しの選択肢が狭まる可能性があります。

 

一方、クローズにすることによって直面するデメリットは、企業独自の支援制度や待遇を受けられないということです。通院や服薬についての相談をすることが困難なため、ストレスをためてしまうことも考えられます。

 

障害を抱えていても働きやすい仕事の種類

障害を抱えていても安心して働くことができる環境作りが定着してきていますが、特におすすめの一般的なお仕事をご紹介します!

事務職

事務は、電話やメール対応、来客の案内をはじめとする接客業務や、社内の郵便局、文書の整理や備品発注などの管理業務など企業を支えるお仕事です。

【働きやすい理由】

事務職の仕事は企業や所属する部署によって変わるため、業務内容は多種多様です。さまざまな業務があるため、実際の仕事内容を見極めてから選ぶことが可能です。障害があっても自信を持ってこなせる業務を自分で選択できるため、魅力のあるお仕事です。 

 

製造ライン作業

メーカーの製造工程の作業を担うお仕事です。メーカーによって製造する物が違い、また工程にも複数の種類があります。

【働きやすい理由】

食品、自動車などメーカーの種類は多岐に渡るため、自分の好きな物作りに携われる可能性が高いです。また単純な作業からスタートし、徐々にステップアップすることで障害のある人でも安心して働き続けることができます。続けるうちにスキルアップし、関わるライン作業が変化するので、自身の成長を感じやすいでしょう。

 

運送業務

その名の通り、物を運ぶお仕事のことです。ドライバーと聞くとピンと来るかもしれません。工場から出荷場所、または出荷場所からお客さままで製品を運送します。

【働きやすい理由】

おすすめである大きな理由は、求人が非常に多いことです。障害のある方を積極的に採用しています。また、運送業の給与は高めに設定されているため、効率よくお金を稼ぐことが可能です。

梱包業務

工場内などで製品を梱包する作業を担います。職場によっては、該当する製品を選択し、梱包作業の後に出荷場まで運ぶこともあります。

【働きやすい理由】

手元で作業することが多く、細かい作業が得意な方にもってこいのお仕事です。初めて梱包を行う方でも仕事内容が覚えやすく、不安を感じることなく就業できます。

キッティング業務

パソコンや携帯電話などの導入時に実施するセットアップ作業を行います。アプリのインストールなど、お客様へ出荷される前に行う初期設定です。

【働きやすい理由】

梱包と同様、細かい作業が好きな方におすすめのお仕事です。手順書に従って作業を行います。マニュアルがしっかりしているため、安心して業務を行うことができます。

 

清掃員
企業ビルや公共施設、住宅などの清掃を行うお仕事です。

【働きやすい理由】

もくもくと作業をしたい方におすすめのお仕事です。コミュニケーションをとることが苦手な方でも、気兼ねなく働くことができます。また、募集が非常に多く、採用倍率が低めであるため、気軽に応募することが可能です。

 

 

KDDIアルティウスリンクではたくさんの障害者が活躍中

 

KDDIアルティウスリンクでは、ダイバーシティ雇用(障害者採用)を推進しています。どのような障害を抱えている方でもすべての求人に応募可能です。もちろん、ご紹介したおすすめのお仕事、事務やオフィスワークなどの募集も含まれています。

 

積極的に雇用を行っているため、さまざまな障害者の方が活躍中です!

 

KDDIアルティウスリンクで活躍する障害者の割合

実際にアルティウスリンクで活躍している障害者のデータをご覧ください。最新の調査では、約200名の障害者の方が勤務しています。それぞれの障害の内訳は以下の通りです。

身体、精神、知的といったほぼすべての種類の障害者にご活躍いただいています。障害の種類にとらわれることなく、可能な限り雇用を行っています。

 

KDDIアルティウスリンクで働く障害者の仕事内容

活躍している200人の障害者はどのような業務を担当しているのでしょうか? グラフを見てみましょう。

電話・メール対応、事務、サイトを監視する業務など、さまざまな業務に就いていることが見て取れます。アルティウスリンクでは、障害の種類を考慮し仕事の内容も幅広く用意しています。

 

KDDIアルティウスリンクが設ける障害者でも「働きやすさ」を実現できる2つの制度

積極的に障害者雇用を行っているアルティウスリンクは、雇用後も安心して働き続けられる制度を設けています。

 

① 通院休暇制度

障害による通院時に使用可能な休暇(無給)があります。週3日以上勤務、障害者手帳をお持ちの方であれば雇用形態に関係なく取得ができます。この制度を利用すれば、安心して通院しながら勤務を続けられます。

② 障がい者専用の相談窓口

障害者専用の相談窓口を設置しています。障害者専用の相談窓口を設置しています。障害者職業生活相談員の資格を持つアルティウスリンクのアドバイザーが在籍しているため、幅広い相談に対応することが可能です。対面相談の他にも、電話・メール・手紙といった形式でも相談ができるので、気軽に悩みを打ち明けられます。

 

障害者のお仕事探しは業務内容だけではなく、制度などにも着目を 

このように障害者の雇用や勤務を支援する取り組みが進んでいますが、障害者の方はまだまだお仕事に対して不安を感じているかもしれません。しかし、法の制定だけでなく、各企業が積極的に障害者の受け入れ体制を作ってきています。

 

ご自分の障害と相談しながら、自由に働ける環境が広がってきています。仕事内容を意識するのはもちろんのこと、働く企業の制度などもよく吟味しましょう。

 

KDDIアルティウスリンクでは、ご紹介した通り障害者が働きやすい環境を整えています。障害者を公平に採用することはもちろん、サポートが可能な部分は積極的に後押ししています。ぜひアルティウスリンクで働いてみませんか?

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コールセンターの求人、バイトなら
アルティウスリンクの求人情報サイト -エボジョブ-
https://www.evojob.com/

記事監修

髙木 大輔

●役職:総務人事部 採用・教育グループ 障がい者雇用担当
●在社期間:11年
●経歴:2008年にアルティウスリンクに中途入社。
入社時より障害者採用業務に携わり、現在は障害者採用・企画・管理業務の他に、事務庶務・印刷系業務を通じて15名の障害者スタッフの管理者業務に従事。
●資格:障害者職業生活相談員、衛生管理者、産業カウンセラー
●コメント:アルティウスリンクでは、全国で200名を超える障害をお持ちの方々が活躍しています。
「障害があるから…」ではなく、「障害があっても…」といった気持ちを持つ仲間、大募集中です!

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